ベーコンは冷凍できる!正しい保存方法を理解して計画的に料理しよう
2020年8月26日 11:00上手に保存して、ベーコンのうま味を活かした料理をサッと作れるといいですよね。今回は、ベーコンの上手な冷凍保存の方法と、解凍の仕方をご紹介します。
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目次 [開く]
■ベーコンを冷凍するメリット
・長期保存が可能になる
ベーコンは、冷凍で保存すると1ヶ月前後はもちます。昔ながらの方法でしっかり塩漬けされたベーコンは、そのままでも長期保存が可能ですが、現在スーパーで売られているものは全く違った作り方です。
現代のベーコンは塩漬けの塩分を抑えてあるため、1~3週間くらいが賞味期限になっています。一度パックを開けてしまうと、2~3日で食べきらないと悪くなってしまいますので、長期保存したい場合は冷凍で保存するようにしましょう。
・料理の手間が省ける
料理に合わせたサイズに切って冷凍すれば、そのまま入れるだけの簡単調理ができます。細切りにして保存すれば、炒め物に直接入れて調理することができますので、そのたびに切る手間が省けます。
■ベーコンは切って冷凍するのがベスト
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料理に合わせたサイズに切って保存することで、調理がとても楽になります。その際のコツをご紹介いたします。
・厚切りにしたベーコン
厚さ3~4mmに切って、それぞれをラップで巻いて冷凍するのがおすすめです。表面の水分はキッチンペーパーなどでふき取るようにします。ラップで巻くときも空気が入らないように、密着させながら包むようにしましょう。
密着させた後に、フリーザーバッグなどでひとまとめにしておくと、取り出しやすく空気に触れる心配もさらに減らせます。
・薄切りにしたベーコン
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ベーコン同士が重ならないよう、1枚ずつラップで包みます。空気が入らないようにするのがコツ。1度の調理で数枚のベーコンを使うようであれば、ベーコンとベーコンの間にラップを挟んでから、ひとまとめにする方法もあります。
・細切りにしたベーコン
1回の調理に使う量をまとめてラップに包みます。スープやスパゲティの具などに使うときなどは、1回分の量をそのまま鍋に入れられるように、ラップに包んでおくと使いやすいです。
・冷凍保存できる期間の目安
冷凍保存すると長く保存できますが、それでも1か月くらいを目安に食べきってしまいましょう。あまり長く冷凍したままにしておくと、風味が落ちてしまったり、冷凍ヤケを起こしてしまうこともあります。どんな食材も同じですが、おいしく食べるためには、早めに消費するべきです。
■ベーコンを冷凍するときのポイント
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ベーコンの冷凍時は、目的の料理それぞれのサイズに合わせて切ることで調理が楽になることがわかりました。さらに詳しくポイントをあげておきます。
・空気を遮断する
切った断面が空気に触れないように、ラップでしっかり密封します。空気に触れてしまう所があると、その部分が乾燥してしまいますので、ジューシーさを保つためにも、空気に触れないようにしっかり、ラップで密封するようにしましょう。
・冷凍でくっつくのを防ぐ
使いたいときにそれぞれがくっついてしまうと、必要な量の調節ができなくなってしまいます。スライスタイプなどは、1枚ずつラップにくるむか、ベーコンとベーコンの間にラップを挟むなどの方法でくるむようにしましょう。
・急速冷凍する
肉の風味を逃さないために、急速に冷凍することがおすすめです。冷凍する際はアルミのバットを冷凍庫に入れて、その上で冷凍させると早く凍らせることができます。このひと手間をするだけで、解凍したあとのおいしさが変わってきますよ。
■冷凍したベーコンの解凍方法と注意点
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せっかくていねいに冷凍保存したのに、解凍の段階でおいしさを逃してしまってはもったいないですよね。いざ調理に使おうと思ったときの解凍方法にも注意がありますので、覚えておきましょう。
・冷蔵庫で解凍する
低温でゆっくり解凍することで、肉のうまみを逃さずに解凍することができます。常温で解凍するより時間がかかってしまいますが、うま味を逃さないためにも、冷蔵庫で数時間かけて解凍するのがおいしさのコツです。
また、厚切りのベーコンなどは、冷凍したまま調理してしまうと、中まで火が通らない場合があります。そういったことを防ぐために、あらかじめ冷蔵庫で解凍しておくようにしましょう。特に炒め物などは、加熱の時間が短いため中まで火が通りにくく、食中毒の危険もありますので気を付けましょう。
・氷水で解凍する
冷蔵庫と同じように低温で解凍するため、ベーコンのうまみを逃さずに解凍することができます。フリーザーバッグなどの袋の口がしっかり閉まっているか確認してから、袋ごと氷水を入れたボウルなどにつけて、しばらく待ちましょう。
氷水で解凍すると、冷蔵庫で解凍するよりも短時間で解凍することができます。時間が足りない場合には、この方法での解凍をおすすめしますよ。
・凍ったまま調理する
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細かく切ったベーコンは凍ったまま使うことができるので、手軽に調理に取りかかれるでしょう。厚みがあるベーコンの場合、煮込み料理など火にかける時間が長ければそのままでもいいですが、炒め物などのときは冷蔵庫や氷水で解凍してから、調理するようにしましょう。
・常温解凍はしない方がいい
常温で解凍すると肉の汁が出てしまう「ドリップ」という現象が起こりやすくなります。うま味が逃げてしまいますし、細菌が増える原因にもなるので、常温での解凍は避けたほうがいいでしょう。
■ベーコンを冷蔵保存する場合
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すぐに食べる予定があれば、パックのまま冷蔵庫で保存するようにします。冷蔵の保存期間や注意を見てみましょう。
・保存期間の目安
開封前は、パックの表示にある賞味期限を目安にしましょう。開封後は2~3日で食べきるようにします。開封後、すぐに食べる場合でも風味を落とさないために、空気に触れないようにラップでしっかり密封するなどの注意が必要です。
・常温保存はNG
ベーコンはもともと長期保存食として作られたものですが、現在は減塩のものが増えたり、作る過程で水分も入るために、昔のように長期保存することができません。常温で保存すると菌が繁殖して、食中毒のおそれも高くなりますので、常温保存は避けましょう。
■悪くなったベーコンの見分け方
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うっかり冷蔵庫に入れ忘れてしまった、賞味期限を過ぎているけど大丈夫か不安…そう思うこともあるでしょう。これから載せるようなことが起こっていたら、食べずに廃棄してくださいね。
・ねばねばしている
パックから出すときにねばねばしていて糸が引くようであれば、悪くなっています。触ったときの感触がヌルヌルしている場合も同様ですので、すぐに捨てましょう。
また、手で触ったときは細菌が手についてしまいますので、しっかり手を洗うことも大事です。
・酸っぱい臭いがする
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いつものベーコンと違う、酸っぱい臭いがしたときも傷んでいる証拠です。納豆のような発酵臭がするときも同様ですので、捨てましょう。廃棄するときは、臭いが部屋に充満しないように、袋に入れて口を縛るなどの対策もした方がいいですね。
・パック内の水が白く濁る
油のような白い汁が出ているときは、悪くなっていることがありますので、注意が必要です。酸っぱい臭いがしないか、ねばつきがないかを合わせて確認して、傷んでいるようなら捨てましょう。
・色がまばらになっている
新鮮なベーコンであれば、肉の部分はピンク色をしています。赤身の部分に茶色い部分があったり、灰色や緑色になっているところがある場合は、悪くなっています。このような状態になっている場合は食べられません。色をしっかり見極められるように、明るいところで見るようにしましょう。
■冷凍したベーコンのおすすめ調理法
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冷凍したベーコンを、そのまま調理に使うことができます。簡単につくれる料理をいくつかご紹介しますので、参考にしてみてください。
・スープなどの煮込み料理
野菜たっぷりのポトフや、コンソメスープにベーコンをいくつか入れるだけで、うま味が加わりおいしいスープができます。
野菜を切って、コンソメ・冷凍ベーコンと一緒に鍋に入れて煮込むだけの簡単料理ですが、ベーコンのうま味が活きた、栄養たっぷりのおいしいスープができあがります。煮込み料理は細切りでも厚切りでもどちらでもおいしく食べられますので、とてもオススメです。
・グラタン
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厚切りベーコンを使えば、食べ応えのあるグラタンができます。ベーコンのほかに、火を通したジャガイモやキノコを入れて、ホワイトソースとチーズを乗せたあとにオーブンで加熱すればできあがりです。
ベーコンの肉汁がじゅわっと口の中に広がって、家族が満足することうけあいです。寒い冬に食べると体が温まりますね。
・炒め物
アスパラガスのベーコン巻きや、ウインナーのベーコン巻きといった定番メニューも、冷凍ベーコンをそのまま使えます。スライスしてある状態で、くっつかないように冷凍してあれば、ほかの食材の下ごしらえをしているうちにベーコンが解凍されるので簡単ですよ。
食材に巻かなくても、そのままフライパンに入れて炒めるだけでも一品料理として出せるでしょう。ほうれん草などの野菜と一緒に炒めてもおいしく食べることができます。薄切りのベーコンであれば、すぐに火が通るので、短時間でさらに一品できますよ。
■急速冷凍、ゆっくり解凍でジューシーなベーコンを味わおう!
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冷凍するときはなるべく早く凍るように、また、解凍するときは冷蔵庫や氷水の低温で解凍することがおいしさを保つ秘訣だとわかりました。
ベーコンは、冷凍保存することで長期保存が可能ですが、過信は禁物です。あとで食べようと思っていたのに悪くなっていた…では、元も子もありません。おいしく食べられる期間のうちに、ちょうどよい調理方法で食べましょう。
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