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昆布の賞味期限はどのくらい?正しい保存方法と白い粉の正体も解説!

 

だし汁をとったり、おかずとしても幅広く活用できる昆布。とくに乾燥昆布の場合は、乾物の一種ですし長期間おいていても見た目も味も変わらない印象がありませんか?しかし、昆布にも守るべき保存期間があるのです。適切に保存しなければ、カビが生えることもあるので気をつけなければいけません。

そこで本記事では、昆布の賞味期限をはじめ、乾燥昆布と生昆布の正しい保存方法、おいしい昆布の見分け方、さらに表面にできる白い粉についても詳しく掘り下げます。これを機会に、和食の命ともいえる昆布についての正しい知識を、ぜひ身につけてくださいね!

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■昆布の賞味期限はどのくらい?

自給率90%を超える昆布。きっと皆さんの家にある昆布も国内産、しかも多くの場合は北海道産でしょう。寒流の流れ込む海域を好む昆布は、国内では北海道と東北の寒い地域でしか獲れず、現地で袋詰めされて出荷されます。

その昆布の賞味期限は、一体どれくらいなのでしょうか?産地や種類によっても製法や味などの特徴が異なります。早速、詳しくみていきましょう。

・一般的な乾燥昆布の賞味期限の目安


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昆布は、乾燥昆布と生昆布に分けられます。獲れてから乾燥させて、長期間熟成してから出荷するのが、乾燥昆布。賞味期限は、袋に詰めてから1~3年くらいが目安です。ちなみに、獲れてからすぐに出荷される生昆布の賞味期限は、わずか数日です。

出汁をとるために使う場合は、生昆布では不便ですよね。乾燥させたものを長期間保存できる方が、うんと実用的です。1~3年かけて小出しで好きな分だけ使えるのは、とてもコスパが良いともいえるでしょう。

・保存状態がよければ賞味期限が切れても食べられる


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乾燥昆布などの乾物は、保存状態さえよければ、賞味期限が切れていても食べられます。そもそも賞味期限とは、安全に食べられる期限を示した消費期限と違って「この日までならおいしく食べられますよ」という目安に過ぎません。

肉や魚と違って、一刻を争って消費しなければ安全が保障されないものではないので、賞味期限を少しくらい過ぎたからといって、目くじらを立てる必要はありませんよ。未開封の場合なら、なおさら傷みにくいといって良いでしょう。

・種類によっては何年も熟成させるものもある


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国内に流通している昆布は、北海道産がほとんどを占めています。有名なものでは、主に函館沿岸で獲れる「真昆布」、道北の礼文島や利尻島、稚内で獲れる「利尻昆布」、知床半島の羅臼近辺で獲れる「羅臼昆布」、道南の日高地方などで獲れる「日高昆布」などがあります。

羅臼昆布は、2~3年、高級品にいたっては5年以上熟成させるものもあり、長く寝かせるほど羅臼昆布特有の強い風味と旨みが出ます。さらに利尻昆布には、20年以上も熟成させる希少品が存在するんですよ。

この4種の中では、流通量の約8割は日高昆布ですが、真昆布や利尻昆布などと比べると、うまみが薄くて磯の香りが強い傾向があります。上品な香りとうまみ、澄んだ色の美しさでは、プロの料理人が好んで使う真昆布が有名です。

■昆布の表面についている白い粉は何?

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スーパーに並んでいる昆布を見ると、表面に白い粉がついていることが珍しくありません。表面が白いと、それだけで何となく古くて傷んでいるのではないか…という印象を持ちませんか?ところが、これはカビでもなければコケでもありません。その正体について詳しく解説していきましょう。

・正体はマンニットという旨み成分


昆布の表面についている白い粉は、マンニットという旨み成分の一種です。昆布を使ってだし汁をとると、味噌汁や煮物に独特の旨みが生まれますが、それこそが白い粉、マンニットのなせる技なのです。

・なぜマンニットが出てくるの?


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マンニットは、昆布が乾燥すると水分とともに表に流れだしてきて付着します。よく見ると昆布によってマンニットの量にずい分違いがありますよね。たとえば昆布を長期保存している場合に、昆布周辺の湿度が何度も変化を繰り返すと、その度にマンニットがしみ出して付着する現象がおきます。

その回数が多ければ、マンニットの量も多いといえるのです。

・取り除かずそのままの状態で料理に使うとよい


マンニットをカビやコケなどと勘違いして、洗い流した経験はありませんか?それはとてももったいないことです。マンニットは、昆布特有のうまみ成分のため、むしろ少しでも残して活かす方が良いのです。マンニットには、特に気になる臭いもありません。後述しますが、これが万が一カビだとすれば、におうとすぐに判別できます。

■昆布の賞味期限と食べられない状態の見分け方

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昆布には賞味期限がありますが、よほどの場合を除いては、食べられなくなる訳ではありません。しかし、昆布も劣化したり、腐ったりすることがあるので、その見分け方はぜひ覚えておいてくださいね。

・虫がわいている


昆布に限らず、乾物には虫がわくことが珍しくありません。具体的には、『ジンサンジバンムシ』や『タバコシバンムシ』などです。これらの虫は、たとえ保存袋に昆布を入れていたとしても、それらを食いちぎって侵入してくる厄介者です。

よく見ると肉眼でも確認できますので、見つけたら無理して取り除くのではなく、ためらわずにすべての昆布を廃棄処分してくださいね。

・カビが生えている


昆布にもカビが生えることがあります。昆布は、高温多湿の環境を非常に嫌います。とくに梅雨や暑い夏の時期に保存場所をあやまると、びっしりとカビがついていることもあるので注意が必要です。冬場でもエアコンを強めにしていると、カビの餌食になるので気をつけましょう。

・白カビとマンニットの見分け方


昆布に生えるカビは、白カビです。元々の昆布の色が濃いので、生えるとすぐに分かるでしょう。ただし、マンニットも白いため、間違えないようにしなければいけません。

白カビの見た目は、小さな綿のようにふさふさした細かな粒状です。一方、マンニットは、塩が乾いて浮き出てくるさまに似ており、うっすらと染みのように広がる傾向があります。また、白カビは鼻を近づけると特有のカビ臭がするので、すぐに判別できるでしょう。

■昆布の賞味期限を伸ばす保存方法とポイント

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昆布は、コスパを考えるとまとめて買う方が良いですし、人からたくさん送られてくることもあるでしょう。すると当然、適切に保存することを考えなければいけませんよね。ここからは、昆布の賞味期限を少しでも延ばす保存方法とポイントを解説していきます。乾燥昆布と生昆布で異なるので気をつけてくださいね。

・乾燥昆布の保存方法


乾燥昆布は、常温保存がおすすめです。冷蔵庫の方が良いと考える人も多いかもしれませんが、それより冷暗所が良いでしょう。商品によっては、開封済みの場合は冷蔵庫に保存するようにと記載されていることもあります。その場合は、指示に従ってくださいね。

・生昆布の保存方法


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生昆布はあっという間に傷んでしまうので、すぐに食べない場合は冷凍庫に保存しましょう。よく洗って水気を切り、適当なサイズにカットして保存袋に入れてから冷凍庫に入れてください。これで1ヶ月はもつでしょう。

・昆布に適した保存容器


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昆布を保存するには、密閉できるチャック付きの保存袋か密閉容器がおすすめです。昆布はほかの臭いを吸収しやすく、とくに保存袋の場合は臭いがつきやすいため、二重にすると良いでしょう。また、パッキンつきのガラス製の密閉容器なら、中身が見えて虫の侵入も防げるうえに、湿気にも強いのでうってつけですよ。

昆布を小さくカットすれば容器はさほど大きくなくても大丈夫ですし、100均にも使いやすいアイテムがたくさん揃っているので、使い勝手のよいお気に入りを探してみてください。

・保存場所のポイント


昆布は、高温多湿を大変嫌います。常温保存する場合は、日光の直接当たらない風通しの良い場所を選んでくださいね。冷蔵庫で保存する場合は、臭いを吸収してしまうので、臭いのきつい食材のそばにはおかないように気をつけましょう。

また、扉のポケットに入れると、開閉のたびに温度が変化して結露ができます。結露はカビの原因にもなるので、棚のできるだけ奥の方に保存するのがおすすめです。

■おいしい昆布の選び方

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昆布は出汁をとるだけでなく、おかずやスープなどさまざまなレシピに活用できます。「よろこんぶ」という語呂合わせで縁起物としておせち料理でも人気ですよね。レシピをおいしく仕上げるためにも、質の良い昆布を選ぶのはとても重要です。

しかし、肉や魚などと比べると、良い昆布を見極めるのはなんだかむずかしそうですよね。そこで、おいしい昆布の選び方について具体的に解説しましょう。

・肉厚なもの


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できるだけ肉厚の昆布を選びましょう。昆布は、海の中では長いもので10m近くの大きさで生息しています。それを短くカットして販売するわけですが、部位によっては薄いものもあります。肉厚で柔らかい昆布であれば、うまみも食べ応えもあって、煮込むだけでも十分に料理のメインとして使えますよ。

・マンニットが全体的についている


マンニットが全体に広がっているものを選びましょう。マンニットは昆布特有のうまみ成分ですから、全体的についている方が、どこを使っても料理をおいしくしてくれます。鍋の際でも、マンニットが豊富な昆布を使えば、ほかに味付けしなくても肉や魚、野菜などとうまく絡んで十分にうまみを堪能することができるでしょう。

・濃い緑色をしている


濃い色をした昆布もおすすめです。黄色っぽいものよりは、濃い緑色のものを選ぶようにしましょう。最上のものなら、緑というより黒に近い色をしています。

・ツヤがある


新鮮でおいしい昆布はツヤがあり、古くなるほどテリがなくなります。昆布は早い時期に獲れたものもおいしいので、時期が選べる際には意識してみてくださいね。

■だし汁に使った昆布の活用法

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だし汁に使った昆布は、どのようにしていますか?もしかして、迷わずゴミ箱に処分してしまっていませんか?昆布は、だしをとった後でも十分においしく食べられるのです。簡単に捨てずに使えるだけ使いきれば経済的ですよ。ぜひ習慣にしてくださいね。

・冷凍保存する


だし汁に使った昆布をすぐに使わない場合は、3~5cm角の大きさにカットしてからラップで包んで冷凍しておきましょう。小さく切っておけば、冷凍してもいつでも加熱して活用できます。

・佃煮や煮物などに再利用する


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冷凍した昆布がある程度の量になったら、それを佃煮や煮物に使いましょう。佃煮はフライパンひとつで簡単に作れますよ。1~3cmに切った昆布をしょう油、みりん、酢といっしょに軽く炒めます。最後にかつお節を加えたら完成です。

かつお節もだし汁をとるために使うことがあると思いますが、これも捨ててしまうともったいないです。昆布同様にさまざまな使い道があるので活用してくださいね。だし汁に使った昆布は、味噌汁や筑前煮などに入れても、風味が出て味わい深くなるのでおすすめですよ。

・乾燥させて粉末状にする


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だし汁に使った昆布を乾燥して粉末にすれば、ふりかけや料理の隠し味としても活用できますよ。昆布を天日干しにして乾燥させてから、ミキサーを使って粉末状にします。

昆布は乾燥させると大変固くなるので、そのままミキサーに入れるとモーターが焼けてしまって壊れる可能性があります。ミキサーに入れる前にできるだけ小さく刻んで、ミキサーに入れたら少しずつ回して様子を見ながら粉砕してください。

電子レンジで加熱して水分を飛ばしたかつお節をミキサーで粉末にしたものと混ぜ合わせると、自家製ほんだしが完成します。そのまま味噌汁に入れたり、料理に隠し味として入れると、味に深みが出ますよ。

■昆布を上手に保存して長持ちさせよう

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日本人ほど海藻を料理に使う例は、世界中を探してもなかなかありません。ワカメやもずくも捨てがたいですが、やはり昆布の存在感は圧倒的といって良いでしょう。上手く保存すれば、乾燥昆布なら最長3年はもたせることができますし、一度だし汁をとるために使っても、さらに使い道が残されています。

わずかな量で広く深く染みわたる風味は、何ものにも代えがたい価値があります。おいしい昆布を見分けて正しく保存し、だし汁におかずに、ふりかけにと思う存分そのうまみをフル活用してくださいね!
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