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【味噌汁の保存方法】おいしさをキープするには?おすすめの容器も紹介

具材のアレンジも豊富で、身体も温まる、和食の代表格な味噌汁。出汁をとるところから始めると、ある程度時間もかかり、毎日は作れない方もいらっしゃいますよね。そんなときに便利なのが作り置き。

しかし、味噌汁をまとめて多めに作り、食べたいときにすぐ食べられるよう、保存したい場合はどうしたらいいのでしょうか?この記事では、保存方法別のおいしさを失わないポイントと、味噌汁保存におすすめの容器をご紹介します!

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■味噌汁は常温保存できるの?

まずは、常温保存の可否について見てみましょう!もし可能なら、温める時間も短縮できて嬉しいところ。たとえば、朝に作った味噌汁を夜までそのまま置いておくのは、問題ないのでしょうか?

・常温保存は原則NG


味噌汁は、とても痛みやすい料理。味噌が入っているため痛みの進行が早く、時期や気温によっては、数時間で味が変わってしまうほど。そのため、基本的には、常温保存は避けた方が良いものと考えましょう。

・ポイントはこまめに火を入れること!


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秋・冬などの涼しく傷みにくい時期に、今日の分だけでも常温保存したい!そんな場合は、工夫次第で傷みの進行を遅らせることができます。火をいれると、雑菌の繁殖をおさえることができるので、3時間から4時間おきに加熱するようにしましょう。このとき、温めるのが中途半端になると、かえって雑菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。

鍋の中の温度が75度を超えれば、1分程度で大抵の雑菌は死滅することが分かっていますが、
ノロウィルスなど一部ウィルスに関しては、その温度まで上げても死滅しないものもあります。火を入れる際には、必ず75度を超えるよう、心配ならば沸騰直前まで温めるようにしてくださいね。煮詰まって味が濃くなりがちなので、食べる際に出汁などで調整しましょう。


・保存の際は、必ず蓋を閉めて!


空気に触れると傷みやすくなるので、火を止めたあとは、必ず鍋に蓋をした状態で保存してください。加熱後のコンロの上に置いておくと、あたたかさがなかなか抜けず、傷みやすい温度が長く続いてしまう場合があります。
また、キッチンは、湿気がこもりやすく、傷みを促進させる原因になります。鍋敷などに置き、風通しの良い場所に移動させると良いでしょう。



・常温保存可能な期間

秋・冬などの涼しく傷みにくい時期に限り、朝作ったものが夜まで保つ、くらいの時間感覚でいると良いでしょう。調理の際に手や調理器具をしっかりアルコール消毒する、キッチンを清潔にしておくなど、衛生管理が更に大切ですので、十分ご注意くださいね!

■味噌汁を冷蔵保存する方法

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続いて、味噌汁を冷蔵保存する際の方法や注意点を見ていきましょう。冷蔵だから安心!ではなく、おいしさと鮮度を保つには、気をつけたいポイントがあります。

・塩分濃度を高めておく


あらかじめ味噌の量を多くして、少し塩分を濃いめに作っておきましょう。塩分濃度が高いと、料理の中の腐敗菌の増殖を抑えられるため、傷みにくくなります。食べる際に味見をして、味が濃いようであれば、出汁などで調整すると良いですね。

・しっかり冷ましてから冷蔵庫へ


味噌汁を冷蔵庫に入れるときは、粗熱を取り、温度が常温まで下がってからにしましょう。熱いままで入れてしまうと、冷蔵庫のほかの食材が傷んでしまう原因になります。

ただし、冷ましている間に雑菌が繁殖しやすい温度が長く続くと、冷蔵保存する前に傷みが進んでしまう場合もあります。鍋のままではなく、消毒したタッパーに移し替えて氷水や保冷剤で急冷すると、冷ます時間を短縮できます!

・具材によって保存期間は異なる!


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入れる具材が痛みやすければ、味噌汁全体も傷みやすくなります。豆腐、じゃがいも、カボチャ、なめこ、あさり、おくら、もやし、ほうれん草は傷みやすい食材の例。半熟の落とし卵を入れた場合も傷みやすくなるので、入れる前の状態で保存し、食べる直前に卵を落とすことをおすすめします。

・冷蔵保存可能な期間


2〜4日が目安ですが、冷蔵庫に入れる前の保存状態と入っている具材によっても異なります。長持ちさせるには、保存容器も消毒しておき、傷みやすい具材を避け、できあがったらすぐに急冷するようにしましょう!

■味噌汁の味噌を入れる前に保存

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再加熱したり時間が経つに連れて、味噌の風味や香りはだんだん弱くなり、塩味だけが強調されたような味になってしまいます。これを防ぐためには、味噌を入れる前の状態で保存するのがおすすめです!この方法で保存する場合は、次の点に気を付けましょう。

・出汁で、具材をしっかり加熱しておく

具材が半生のままだと、その分傷みやすくなります。出汁に入れてしっかり火を通すことで、下味も付きますので、全体に一体感が出ておいしく食べられるというメリットも。水菜や小松菜などの食感を楽しみたい食材や、豆腐などの形が崩れやすい食材は、食べる前に温め直すタイミングで加えると、食感や形を残すことができます。

・鍋ごとか保存容器に入れて保存しよう

味噌汁を冷蔵保存するときと同様に、しっかり冷ましてから冷蔵庫に入れましょう。味噌を溶く前の状態のものも、作ってからすぐに急冷するようにすると、より長持ちしやすくなります。

・おおよその保存可能期間

こちらも、2〜4日が目安です。味噌が入っていない分、傷みの速度は緩やかになりますが、前述のように、冷蔵庫に入れる前の保存状態と入っている具材によって異なります。

■味噌汁を冷凍保存する方法

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味噌汁は、コツを抑えれば、おいしさはそのままに冷凍保存も可能です。
劣化の進行も遅いので、たくさん作り置きしたときは一番おすすめの保存方法です。
1人暮らしで消費のペースが遅い方も、冷凍保存を活用すれば、まとめて調理しておけるので便利ですね!

・入れる具材に気を付けよう!


冷凍・解凍の過程で、食感が変わってしまう具材は入れない方が無難です。冷凍するとわかっているときは、以下の食材は避けた方が良いでしょう。

じゃがいも


解凍する過程でモサモサとした食感に変わったり、ボロボロと形が崩れてしまいます。すり下ろして入れた場合は、全体にとろみがつくものの、冷凍・解凍の過程で、大幅に状態が変わることはありません。ちなみに、さつま芋や里芋は、冷凍保存してもおいしく食べることができますよ!

こんにゃく


水分が抜けて、カチカチのゴムのような食感に変わってしまいます。板こんにゃくはもちろん、白滝も同様なのでご注意ください。

豆腐


こちらも、水分が抜けてパサパサとした口当たりになってしまいます。ただし、高野豆腐に似た食感になるため、案外いける!と思う方もいらっしゃるかもしれません。大きく切るほどパサつきが気になるので、小さめにカットして試してみると良いですね。

冷凍する場合のおすすめ食材


大根、にんじん、ごぼうなどの根菜は、冷凍してもほとんど変化なく、おいしく食べることができます。また、きのこ類は、冷凍することで旨味がアップするので、冷凍がむしろおすすめ。あさり、しじみなどの貝類や肉類も、大きな変化はなく、冷凍保存することが可能です。

・冷凍保存するやり方

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冷凍保存する際は、一食分ずつ小分けにして、味噌汁が完全に冷めてから冷凍庫に入れましょう。また、汁部分は作らず、硬めに火を通した具材だけを1食分ずつわけて、冷凍保存する方法もあります。

このやり方なら、出汁と共に火にかけて解凍し、味噌を溶けば完成!冷凍庫のスペースをとらずに保存が可能です。
小分けに便利な保存グッズは、のちほど紹介しますのでご参照くださいね!

・冷凍保存可能な期間


冷凍した味噌汁の保存期間は2〜3週間ほどです。長期間保存が可能とはいえ、あまりにも長いと、冷凍やけで風味が落ちてしまいます。また、自宅の冷凍庫は、扉の開け閉めにより温度が変動しがち。期間をすぎたからと言って、急に傷むことはありませんが、保存期間は守るようにしてくださいね!



・冷凍した味噌汁の解凍方法


おすすめの方法は、
次の通りです。
  • 半日ほど前から冷蔵庫に移しておく。

  • 常温で1時間程、自然解凍する。

  • 凍ったまま鍋に移して温め直す。
  • 密閉容器や袋に入れて湯煎する。
レンジ加熱でも解凍できますが、味噌の風味や香りが抜けてしまう恐れがあるので、
必要最低限にしたいところですね。






■味噌汁の保存に便利な『味噌玉』がおすすめ

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仕事のときのランチタイムやお出かけなどに、お弁当を持参するなら「お味噌汁やスープが欲しいな」と感じることはないでしょうか。今は、たくさんのメーカーからインスタント味噌汁が販売されていますが、自分好みのオリジナルを作ることもできるんです!それが、次にご紹介する『味噌玉』です。

・味噌玉とはどんなもの?


味噌玉とは、味噌、具材、出汁を一緒にラップに包んで丸めたもので、いわば手作りのインスタント味噌汁!カップに入れて、熱々のお湯を注げば、あっという間にお味噌汁が作れます。小さくて持ち運びも簡単なので、お弁当と一緒に持っていけば、オフィスでも、お出かけ先でも楽しむことができますよ!


・味噌玉の作り方

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用意する材料は、お好みの味噌、具材、鰹節または顆粒出汁。それぞれの量に決まりはありませんので、お好みのバランスを見つけてくださいね!これらを、1枚のラップに1食分ずつ乗せて、おにぎりを作るようにきゅっ上をとじてボール状にします。使う味噌や出汁は、1種類でも複数ブレンドしても大丈夫。アイディア次第で、さまざまな味噌玉を作れるのが楽しいですね!

味噌玉におすすめの具材は、以下の通りです。

  • 海藻系:乾燥わかめ、焼き海苔、乾燥ひじき、青のり、とろろ昆布
  • 乾物系:切り干し大根、桜海老、ごま、乾燥麩、高野豆腐、薄切り干し椎茸
  • 薬味系:大葉、生姜、刻みねぎ、刻みニラ、茗荷、にんにく、三つ葉、ゆず皮
  • 漬物・ごはんのお供系:鮭フレーク、梅干し、柴漬け、野沢菜漬け、ちりめんじゃこ、キムチ、海苔の佃煮、なめ茸
  • そのほか:油揚げ、天かす、ぶぶあられ、砕いたくるみやピーナッツ
豆腐、茹でた野菜などでも作ることはできますが、水分が出やすい分、傷みも早いです。また、冷凍すると食感が変わってしまうものもあるので、1、2日を目処に食べ切れる分を冷蔵保存するようにしましょう!

・味噌玉の解凍方法


作った味噌玉は、そのまま冷凍保存が可能です。冷凍したものをすぐに食べたいときは、カップに入れて、そのまま熱々のお湯を注ぎ、混ぜるだけでOK!!味噌は、冷凍してもカチカチに固まらないので、溶けなくて食べられなくなることはありません。

オフィスでのランチになどに持っていきたい場合は、冷凍のまま、朝バックに入れておけば、食べる頃には自然解凍されます。ちなみに、作った味噌汁や味噌玉を電子レンジで加熱すると、味噌の香りや風味が薄れてしまうのでおすすめしません。


■味噌汁の保存後の様子をチェック!



適切な方法で保存したとしても、食べる前には傷んでいないか必ず確認する癖をつけましょう!大丈夫と過信して食べてしまい、食中毒などにならないよう、十分注意してくださいね。チェックポイントは、次の通りです。

・異臭がしないか?


酸っぱい匂いや、納豆のような発酵臭を感じる場合は、腐っている可能性が
高いです。また、味噌や出汁の香りが普段と違うと感じる場合も傷みが進行してるため、
食べるのは控えましょう。

・カビが生えていないか?


表面に白いカビがあるものは、絶対に口にしないようにしましょう。カビの部分を除けば大丈夫ではなく、同じ鍋やタッパーに保存していたものは、全て破棄した方が身のためです。また、粘りのある具材を入れていないのにも関わらず、どろっとしたとろみや糸を引く感じがある場合も、絶対に食べないようにしてくださいね。


・食材由来ではない酸味がないか?


傷んだ味噌汁を食べると、本来はないはずの酸味や後味を感じることがあります。保存しておいた味噌汁は、食べる前に極少量味見をして、いつもと同じ味がするか確かめてくださいね!トマトなど、酸味のある食材を入れた場合は非常にわかりにくいので、匂いや見た目など、より注意を払ってチェックしましょう。

・長期間保存していないか?


香り、見た目、味に変化がなくても、上でご紹介した保存期間を過ぎているものには、
十分注意してください。特に、梅雨時や夏場、雑菌が最も繁殖しやすいと言われる30~40℃で長時間置いたものは、明確な変化がなくても控えた方が無難です。


■味噌汁保存におすすめ!保存容器3選

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最後に、味噌汁保存に便利なおすすめ容器を3つご紹介します。鮮度とおいしさを保つには、保存容器も重要。ぜひ、気になったものを試してみてくださいね!

・JosephJoseph『ネストロック』


プラスチック製食器類の水漏れ試験に合格したというこちら。はしご状に作られたシリコンパッキンがほどよいクッションとなって、本体のフチに食い込み、完璧に密閉することが可能です。液漏れしにくく、匂い移りも防げるので、たくさんの食材が入った冷蔵庫の中でも安心して保存できますね!

耐熱温度は、−20度から140度までなので、レンジ加熱や食器洗浄乾燥機の使用、冷凍保存が可能。カラフルなデザインや、収納しやすい作りも魅力的です!

・旭化成『ジップロックコンテナー』


軽くて丈夫なプラスチック製保存容器で、ゴムパッキンがない分、パッキン部分の劣化の心配もありません。フタの中央部分を押すとパチンと閉めることができ、片手でも作業できるのが便利ですね。容器の側面に目盛りが付いていて、内容量が確認できるので、味噌汁を等分する際にも役立ちます。

耐熱温度は、-20度から140度までで、こちらもレンジ加熱や食器洗浄乾燥機の使用、冷凍保存が可能です。


・野田琺瑯 『持ち手付き ストッカー 丸型 』


こちらの商品のみ、容器は琺瑯製で樹脂製のフタがついています。このまま直火にかけることができるので、この容器で味噌汁を作り、冷めたらそのまま冷蔵保存し、食べるときに容器ごと火にかける…ということも可能。家族の分をまとめて保存し、温め直したいときに便利ですね!

残念なのは、IHやレンジでの加熱ができないこと。シンプルで、どこにでも馴染みやすいデザインなので、直火限定でも問題なければ、持っておいて損はないかもしれません。1L入るSサイズと、1.5L入るLサイズがあります。

■保存を活用して、味噌汁ライフを楽しもう!

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食事の満足度をUPしてくれる汁物は、毎日・毎食欲しいけれど、全て一から作るのはなかなか大変ですよね。温めるだけで食べられる味噌汁や味噌玉がストックしてあれば、手軽に一品加えることができます。保存の仕方によって、メリットデメリットもありますので、紹介したポイントを参考に、上手く使い分けてみましょう。

味噌汁のある食卓が、より楽しくなりますように!
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