米の計量カップがないときの対処法!知って得する正しい炊き方と便利グッズ
2020年8月23日 11:00実は、計量カップがなくてもご飯を炊くことができるんです。米の計量カップがないときにご飯を炊く方法や、おすすめの計量カップについてご紹介します。
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■米の計量カップがないときの代用品
米の計量カップがないときには、ほかのものを計量カップの代用品として使う方法が考えられます。どんなものが代用品として使えるのか、ご紹介します。・米1合は何cc?
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米1合は180ccです。それさえ覚えておけば、お米専用ではない一般的な計量カップでもお米を計ることができます。
ただし、一般的な計量カップは1カップ200ccなので、お米専用の計量カップのようにすりきりでお米を計測することはできません。スプーンなどを使って少しずつ調整し、お米を平らにしながら計ってみてください。
・大さじを使う方法
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お料理に使う軽量スプーンの大さじを使って米1合を計ることもできます。大さじ1杯は15ccなので、12杯でちょうど1合(180cc)となります。
2合、3合とたくさんの量を使うときには大さじで計るのは大変ですが、1合程度なら手軽に計れるので困ったときには試してみてください。
・量りを使う方法
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米1合は約150gです。量りを持っていれば、重さで米1合を量ってみるのもおすすめです。
ただし、胚芽米や玄米など米の種類によって重さは少しずつ異なります。だいたいの目安として覚えておくのが良いでしょう。
・紙コップでも代用できる
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米の計量カップは紙コップでも代用できます。一般的な紙コップはすりきりで200cc入ります。
米1合は180ccなので、紙コップ1杯よりもやや少ない量となります。紙コップのふちから1cmくらい下まで米を入れると大体1合くらいです。明確に目安となる線などがないので大体の量しか計れないのですが、ほかに道具がないときには試してみてはいかがでしょうか。
■米の計量カップがないときの水加減
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米の計量カップがなくても、水加減を調整する方法を知っていればおいしくご飯を炊くことができます。普段の食事はもちろん、アウトドアや緊急時にも役立つのでぜひ覚えておいてください。
・ご飯が炊けるメカニズム
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水加減について知る前に、まずなぜ固い米がふっくらしたご飯に炊き上がるのかについて知っておきましょう。
水にひたした米に熱を加えると、だんだんと膨張します。膨張が進むと米の表面がネバネバした糊のような状態になります。これを「糊化(こか)」といいます。
そのまま熱を加え続けることによって内側まで完全に糊化したものが、私たちが普段食べているご飯です。米を炊くときに水が足りないと芯の残った炊き上がりになってしまいますし、逆に水が多い場合にはおかゆのような炊き上がりになります。
・どんな容器でもおいしく炊ける
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ご飯を炊くための容器というと、炊飯器や土鍋をイメージする人が多いでしょう。しかし実は、熱に耐えられてふたができるものならどんな容器でもご飯をおいしく炊くことができるんです。
たとえば、日常的に使いやすいものならフライパンでもご飯が炊けます。アウトドアではアルミの鍋や飯盒のほかに、竹筒を使ってご飯を炊くこともあるくらいです。
使う容器によって味や質感にも微妙な変化が生まれるので、いろいろな方法を試してみるのも良いですね。
・米と水の割合
ご飯をおいしく炊くためには、お米と水の割合がとっても重要です。体積で比べる場合には、米1に対して1から1.2の水を入れます。重さで比べる場合には、米1に対して水1.5です。
米の量を計れる道具がなにもない場合や料理用の軽量カップを使う場合には、体積で比べる方法を使うのが便利です。量りがある場合には、重さで比べる方法で米と水を用意してみてください。
・計量カップなしでご飯を炊く手順
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軽量カップがないけれど量りはあるという場合には、米1の重さに対して水1.5の重さの割合でそれぞれを用意します。そうした道具がなにもない場合にはまずコップなどを使ってお米を計り、同じコップを使って同量から2割増くらいの量の水を用意しましょう。
あとは、炊飯器や土鍋などを使えば普段通りにご飯が炊けますよ。
■正しい米の計量と炊き方【基本編】
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毎日のように食べるご飯ですから、せっかくならおいしく炊きたいですよね。上手に米を 炊くために、正しい米の計量方法と炊き方について知っておきましょう。
・正しい米の計量方法
米用の計量カップは、1杯が180ccでちょうど1合分です。計量カップに米を入れたら、ふちの部分ですりきりにすると1合を計ることができます。
すりきりにするときには棒やヘラなどを使うとでこぼこのない平らな表面を作れます。計量カップに入れるときに米を押し込んでしまうと隙間が詰まりすぎになってしまうのでやらないようにしましょう。米を入れたらテーブルなど水平な場所で軽く計量カップの底を叩くようにして整えてからすりきります。
・米は『研ぎすぎない』がポイント
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ご飯を炊く前には米を研ぎますよね。水が濁らなくなるまでしっかり研いでいるなんていう人もいるかもしれませんが、実は研ぎすぎはNGなんです!昔のお米はしっかり研ぐ必要がありましたが、今は精米技術が向上しているのでそれほど念入りに研ぐ必要はありません。
研ぎすぎたり研ぐときに力を入れすぎると旨味が流れ出てしまいますし、炊いている途中にお米が割れてしまったり粒が割れてしまったりする原因にもなります。この機会に、米の研ぎ方もチェックしてみてください。
米の正しい研ぎ方の手順は以下の通りです。
- ボウルに米と水を入れてなるべく短時間で数回すすぐ
- 米と水が入ったボウルを円をかくように手でかき混ぜる
- 水を取り替えながら2を2〜3回行う
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乾いた状態の米は水を吸いやすいので、汚れた水を吸わせないために最初は手早くすすぎます。水を入れたら、そのまま流すくらいの簡単なすすぎで大丈夫です。
かき混ぜて洗うときにも、米になるべく刺激を与えないようにします。ざるなどに米をこすりつけず、米同士もなるべくぶつからないように優しくかき混ぜて洗ってください。
・浸漬時間は必要?
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ご飯を炊く前には、米に水を吸わせる浸漬(しんせき)を行うことがあります。浸漬の方法は、米を研いだ後しばらく水につけておくだけです。夏は30分以上、冬や冷蔵庫の中で行う場合は1時間以上浸漬させます。ただし、あまり長時間おきすぎるとお米ににおいがついてしまうことがあるので注意してください。
浸漬の役割は、米の中心までしっかり水を吸わせることです。表面だけが水を吸った状態で炊飯してしまうと、糊化が内側まで進まず芯の残ったご飯になってしまいます。
では、おいしいご飯を食べたければ必ず浸漬が必要なのかというと実はそうではありません。最近の炊飯器では炊飯の工程に浸漬も含まれているため、研いだ米をすぐに炊飯して大丈夫です。
土鍋など炊飯器以外の道具を使ってご飯を炊く場合や、古い炊飯器を使っている場合には事前に浸漬を行いましょう。
■ないときに便利!米の計量カップとおすすめグッズ
米の計量カップが家にない場合、新調を考えることもあるでしょう。シンプルな計量カップを買うのももちろん良いのですが、実は米を計るのに便利なグッズもたくさんあるんです。いろいろなアイテムをチェックして、使いやすいものを見つけてみてくださいね。・おすすめ計量カップ
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計量カップを使うとき、手が米に触れてしまうのが気になるという人も多いでしょう。そんな人におすすめなのが、取っ手がついたタイプの計量カップです。取っ手部分を持って米をすくい、ヘラなどを使ってすりきりをすれば極力米に手を触れずに準備ができます。
湿気が多い季節に、米が湿気を吸収してしまうのが気になる人は珪藻土(けいそうど)の軽量カップを使ってみてください。常に米びつの中に入れておけば、米の代わりに珪藻土が湿気を吸い取ってくれます。
ご飯を炊くときに、1.5合、2.5合という炊き方をすることが多い人には0.5合をすりきりで計りとれるタイプの計量カップがおすすめです。一般的な計量カップで0.5合を計るときには真ん中の線に合わせて米を水平にする必要があり少し手間がかかりますが、0.5合をすりきりで計れるタイプの計量カップなら手早く正確に計ることができます。
家族が多くたくさんご飯を炊く場合や、毎回2合ずつご飯を炊いているという場合には2合を計れる計量カップが便利です。米を計る回数が減れば、何杯入れたかわからなくなってしまうという失敗を減らせます。
・計量カップいらずの米びつ
計量カップを使って米を計るのが苦手な人、面倒だと感じている人には計量米びつがおすすめです。レバーを下げたりボタンを押したりすると1合が出てくる仕組みになっているものが多く、手間をかけずにお米を準備できます。玄米や無洗米は一般的な精米と同じように計れないことが多いので、これらの米を使うことが多い人は必ず対応している計量米びつを選んでください。
■いろいろな方法で米は計れる
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米1合を計る方法というと、計量カップを使うやり方しか知らなかったという人も多いでしょう。けれど実は、計量カップ以外の道具でも米を計ることができます。また、1合を正確に計れなくても米と水の割合を知っておけばご飯を炊けます。
便利なグッズも使いながら、正しい研ぎ方や炊き方を実践しておいしいご飯を楽しんでみてください。
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