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ブロッコリーの栄養はこんなにたくさんある!おすすめの調理法も紹介

ブロッコリーと言えば野菜の中でも栄養価が高いということを聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。

しかし、具体的に含まれている栄養の種類や効果など詳しく知っている人はそれほど多くはいないはずです。そこで今回はブロッコリーの栄養価について徹底的に調査しました。

ブロッコリーの栄養を効率よく摂るための調理方法も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

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■ブロッコリーは栄養たっぷりな野菜

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野菜の中でもブロッコリーは特に栄養価が高いことで知られていますが、どのような野菜なのかを詳しく知っている人は少ないかと思います。

まずは歴史から旬の時期、産地などブロッコリーにおける情報を幅広く見ていきましょう。

・ブロッコリーの歴史は古い!?


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ブロッコリーの原産地はヨーロッパの地中海沿岸だと言われていて、ローマ帝国時代にイタリアを中心に栽培されていました。中世にかけてヨーロッパ全体に広がり、移民をきっかけに19世紀後半にアメリカへと広がっていきました。

アメリカでは商業的に多く栽培されるようになり、日本へは海外の文化が一気に広まり始めた明治初期に伝わったとされています。しかし、傷みやすいブロッコリーは日本でなかなか受け入れられませんでした。

第二次世界大戦後に日本国内でもブロッコリーの栽培がはじめられ、徐々に広まっていき、現在では日本人にも身近で緑黄色野菜の代表とも言われるほどの野菜として知られているのです。

・ブロッコリーの蕾を食べている


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ブロッコリーをよく見てみると、一般的に食べる緑の部分はぶつぶつとしたものがたくさん集まっていますよね。実は、1つ1つが蕾になっているのです。つまり、私たちは、ブロッコリーの蕾の集合体である花蕾(からん)と呼ばれるものを食べています。

野菜と言えば主に3つの種類、葉っぱの部分を食べる葉物野菜、果実を食べる果菜類、根っこの部分を食べる根菜類に分類されますが、ブロコッリーのように花の部分を食べる野菜は珍しいということが分かりますよね。

ブロッコリーのほかに花の部分を食べる野菜としては、カリフラワー、キク、ふきのとうなどがあります。

・ブロッコリーの旬や産地


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ブロッコリーは日本中で収穫時期をずらしながら栽培していたり、アメリカなどの海外から輸入したりするので、スーパーでは1年中見かけることがあるかと思います。しかし、ブロッコリーの中でも最もおいしいものが食べられる旬の時期があり、それは11月から3月頃だと言われています。

日本で平均的な気温の地域では一般的に、7月末から8月中旬に種をまき、11月から3月頃の収穫となり、高原地域など比較的涼しい気候の場所では、初夏に種をまき秋ごろに収穫されることが多いです。ブロッコリーは暑さが苦手で冷涼な気候を好むため、旬の時期は晩秋から春先となっているようです。

また、ブロッコリーの産地として、収穫量の多い都道府県は1位が北海道、続いて、2位が埼玉県、3位が愛知県となっています。

北海道は作付面積が広大で1年を通してブロッコリーが好む冷涼な気候であり、埼玉は比較的平均気温の低い中山間地域でブロッコリーの栽培が盛んのようです。愛知県は工業地域のイメージが強いかと思いますが、実は農業も盛んで、野菜全体で見ても全国でトップクラスの産出額を誇り、ブロッコリーも多く栽培しているようです。

ブロッコリーの旬の季節や名産地も分かると、スーパーに並んでいるブロッコリーを選ぶところから楽しみが増えたのではないでしょうか。

・『ブロッコリースプラウト』も人気


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昨今注目を集めているブロッコリースプラウト。聞いたことがあるという人もいるのではないでしょうか。スプラウトの中で有名なのはかいわれ大根ですが、一般的なブロッコリーとは形が違うためどう関係があるのか疑問を抱く人もいるかもしれませんね。

スプラウトとは、野菜の種子が発芽したときに出てくる最初の双葉を食用として開発した野菜のことです。

つまり、ブロッコリースプラウトとは、ブロッコリーの種子から出てきた双葉のことを言います。種子にもともと蓄えられている栄養と、発芽した後に光合成によってつくられる栄養のいいとこどりをすることができるので、非常に栄養価が高いということで人気を集めているのです。

■ブロッコリーの栄養と効能

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ブロッコリーがどのような野菜なのかわかったところで、次はいよいよ栄養価について見ていきましょう。

・ブロッコリーの栄養


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ブロッコリーは栄養価が高いことで知られています。含まれている栄養素の種類も幅広くありますよ。特に多く含まれているのがビタミンCで、続いて、たんぱく質、ビタミンE、葉酸、カリウム、クロム、カロテン、食物繊維、スルフォラファンなどたくさんの種類の栄養素が含まれています。

多種多様な栄養素が含まれている一方、ブロッコリーは低カロリーなため、たくさん食べても太りにくく、栄養素をたくさん摂取することができるというように、健康要素がたくさんつまった野菜なのです。

・レモンより『ビタミンC』が多い


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ビタミンCを摂りたいときに食べる食べ物のとして思い浮かぶのはレモンじゃないでしょうか。しかし、実はブロッコリーにはレモンよりも多くのビタミンCが含まれているのです。

1個120g前後のレモン果肉部分に含まれるビタミンCの含有量は20mg程度であるのに対して、ブロッコリー100gに含まれるビタミンCは生食の場合は約120mg。ちなみに、生食ではなく茹でて食す場合はおよそ54mgです。どちらにしろ、レモンよりもビタミンCが豊富に含まれていることがわかりますね。

推奨されている1日のビタミンC摂取量は約100mgと言われているため、ゆでたブロッコリーだけでも半分以上を摂ることができます。

また、レモンは非常にすっぱいため、果肉部をまるまる食べることは難しく、食べづらいと感じる人もいるのではないでしょうか。味の面でも、ブロッコリーは比較的食べやすく、いろいろな料理に使えるため、おいしくビタミンCも摂取できるという魅力のつまった野菜なのです。

・ブロッコリーの効能


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栄養素がたくさん含まれているブロッコリーを食べることにより、期待できる効能もたくさんあります。

まずは、ブロッコリーに最も豊富に含まれているビタミンCには、免疫力を高めてくれる効果があると言われています。ビタミンCを日常的に摂取することにより風邪をひきにくくなると聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

次に、たんぱく質は、筋トレをしている人がよく摂取しているイメージが強いですよね。たんぱく質には骨や筋肉を生成するための栄養素だと言われているので、筋トレをしない人でも必要な栄養素です。積極的に摂取することをおすすめします。

葉酸はあまり聞きなれないかもしれませんが、血をつくるビタミンと言われていて、特に妊婦さんが摂取することを推奨されています。

ブロッコリーは健康面だけではなく、美肌やダイエット効果も期待できると言われているのです。ビタミンCには、美肌に効果的だと有名なコラーゲンの生成を手助けするはたらきがあり、カリウムはむくみを解消効果があると言われています。また、クロムには脂肪を燃焼してくれるはたらきがあるようです。低カロリーなブロッコリーはたくさん食べても太りにくく、逆に美肌やダイエット効果もあるため、女性には嬉しいことづくめですよね。

さらに、ブルッコリーには最近注目を浴びているスルフォラファンと呼ばれる栄養素が含まれていて、これは先に紹介しましたブロッコリースプラウトに豊富に含まれています。スルフォラファンは、抗酸化作用、解毒作用があり、がんの予防や老化の防止が期待できます。

そして、野菜で有名な食物繊維も豊富に含まれていて、摂取することで腸内環境を整え、便秘などの予防につながると言われています。

栄養素が豊富に含まれているブロッコリーはたくさんの効能も期待できるため、ぜひ積極的に食べてみてはいかがでしょうか。

■ブロッコリーの栄養を逃さない調理法

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ブロッコリーには栄養が多く含まれているということが分かりましたが、実は調理方法によっても摂取できる栄養価が変わってくるのです。

ここからは豊富に含まれるブロッコリーの栄養を余すことなく効率よく摂取できる食べ方を紹介していきます。

・洗い方のコツ


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ブロッコリーは先に説明しましたように、蕾が集まっているため、すき間に汚れや虫がいる場合もありますが、きれいに洗ってから調理したいですよね。

しかし、蕾の集まりである花蕾は撥水性があるため、水道水をあてただけだとうまく洗うことができないのです。そこで、水をためたボウルの中にブロッコリーを20分前後つけることにより、蕾同士の間にすき間ができ、汚れを落としやすくすることができます。

ブロッコリーを水につけた後は、水中で振ることにより汚れや虫が出てきて、きれいに洗うことができるのです。

・『茹でる』vs『蒸す』vs『電子レンジ』


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ブロッコリーをきれいに洗うことができたらいよいよ調理です。「茹でる」、「蒸す」、「電子レンジ」などの調理方法によってブロッコリーから摂取することのできる栄養価が変わってくるためとても重要になってきます。

まずは、ゆでる方法から見ていきましょう。ブロッコリーを茹でてサラダなどに入れることはよくある調理方法ではないでしょうか。

しかし、ブロッコリーに特に多く含まれているビタミンCは水溶性ビタミンの一種で、茹でることでブロッコリーから溶けだしてしまい、残っているビタミンCは約半分にまで減ってしまうと言われています。

ビタミンCだけでなく、そのほかのビタミン類やカリウムなどのミネラル類も同様に半分程度減ってしまうようです。

よくやってしまいがちな「茹でる」という調理方法は、シンプルで食べたときの瑞々しさがおいしいですが、ブロッコリーの栄養を効率よく摂取するという観点ではおすすめできません。

次に蒸す場合ですが、水が直接当たらず、茹でるときのようにビタミンCをはじめとする栄養素が溶けだしてしまうということがないため、蒸した後もどの栄養素もほとんど残っているようです。

電子レンジを使用して加熱する場合は、蒸す場合と同じ考えで、ラップをかぶせて加熱すればほとんど栄養素が逃げていってしまうこともなく、ビタミンCに関しては、蒸す時よりも減ってしまう量が少ないと言われています。

ブロッコリーに最も豊富に含まれるビタミンCをたくさん摂取したいというときには、電子レンジで加熱することをおすすめします。

・ブロッコリーの茎も捨てずに食べよう


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ブロッコリーは木のように一本の太い茎から枝分かれしてその先に蕾がたくさん集まっていますよね。花蕾を食べるときは枝分かれした細い茎も自然と一緒に食べていると思いますが、太い茎の部分も食べることができるのです。

根元に近い部分は硬くなっている場合もあるため、取り除いた方がいいですが、それ以外の柔らかい部分はカットして調理することによりおいしく食べることができ、実は、花蕾よりも茎の方が栄養価が高く、ビタミンC、カリウム、カロテンが豊富に含まれています。

ブロッコリーを食べるときは、茎まで一緒に調理して食べることをおすすめします。

・ブロッコリーは炒めたり揚げたりしてもおいしい


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ブロッコリーを炒めたり揚げたりするイメージはあまりないかもしれませんが、実はおいしく食べることができます。

しかも、油を使うことでブロッコリーのまわりがコーティングされるため、栄養素が逃げるのを防ぎ、油に触れるとカロテンなどの栄養素が体内で吸収されやすくなると言われています。

ブロッコリーを炒め物に入れることで見た目も鮮やかになり、ボリュームも増し、さらには栄養素もたくさん摂取することができるためおすすめです。

また、ブロッコリーを天ぷらにすることで、衣のさくさく感とブロッコリー独特のジュワッとした食感が絶妙にマッチしておいしいです。

■ブロッコリーの栄養を保つ保存方法

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ブロッコリーは栄養が豊富ですが、実は傷みやすい野菜でもあります。しかし、1度の料理でブロッコリーを全て使い切れないこともありますよね。

ここでは、おいしくて栄養価の高いブロッコリーをできる限り鮮度を落とすことなく長持ちさせる保存方法を紹介していきます。

・野菜室に立てて保存




ブロッコリーは比較的寒い季節に収穫する野菜のため、常温保存にはあまり向きません。冷蔵庫の野菜室での保存が好ましく、冷蔵保存する場合は、ブロッコリーをキッチンペーパーで包んだ状態でラップに包むか、ポリ袋の中に入れ、花蕾を上にして野菜室で保存すると日持ち期間がのびると言われています。

しかし、保存期間は長くて4日ほどのため、できる限り早く食べることをおすすめします。

・冷凍保存は茹でてから


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冷凍保存をすれば日持ちするということは、いろいろな食材でもよく言われますよね。ブロッコリーに関しましても、冷凍保存することで約1ヶ月日持ちさせることができます。

ブロッコリーを冷凍保存する場合は、まず、生のまま食べやすい大きさにカットして、さっと茹でます。茹でたブロッコリーを冷凍用の保存袋へ入れて冷凍します。

長く日持ちさせることができますが、先に紹介しましたように茹でることで栄養価が下がってしまい、生の状態で調理したときよりも柔らかくなり、ブロッコリー独特のシャキッとした食感が薄れてしまいます。

・2~3日で食べきろう


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日持ち期間をのばす方法はありますが、それにしてもブロッコリーは鮮度があまり長持ちしない野菜ということがわかったと思います。野菜室で保存していても期間が経つと蕾が開いてお花が咲いてしまうということもあります。

ほかの野菜と比べると日持ちはしませんが、栄養たっぷりで独特な食感と季節感のあるおいしいブロッコリーを食べないのはもったいないです。食べると決めたら、いろいろな料理に使って一気に数日間で食べきってしまいましょう。ぜひ、先に紹介しました栄養素をたくさん摂取できる効率的な食べ方もご参考にしてください。

■栄養素がたくさんつまったブロッコリー!逃すことなくおいしく食べよう!

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ブロッコリーにはどのような栄養素が含まれていて、栄養を逃さず効率的に食べるにはどうすればいいかなど、ブロッコリーについて詳しく解説してきました。ブロッコリーには栄養だけでなく、蕾を食べているということや、茎まで食べられることなど、ほかの野菜にはない特徴や魅力がたくさんつまっています。

ブロッコリーについて詳しくなったところで食べたくなってきましたよね。あまり日持ちしないということだけは注意して、ブロッコリーの栄養や魅力を余すことなく堪能してください!
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