「温活」がダイエットの鍵だった!「ショウガとゴボウの玄米混ぜご飯」【コロナ太り解消 ダイエットレッスン Vol.18】
2022年2月23日 00:00
自分にあう痩せ方を見つける『マイダイエットメソッド』を主宰しています、管理栄養士で、おうちごはん研究家の金丸利恵です。
寒さが厳しいこの季節。外に出ず、コタツでのんびりしてると、ついお菓子に手が伸びる・・・。そのようにして、ゆるゆると体重が増えてきてる方も多いのではないでしょうか。
しかし慌てて、極端なカロリー制限や糖質制限をしてしまうと、食事からのエネルギーが不足し、ますます冷えがひどくなってしまうことがあります。まずは、お菓子、ジュースなど砂糖の多いもの、麺やパンなど精製された白い小麦粉の加工品、カクテルや日本酒など糖質の高いお酒などを、過剰に摂りすぎていないかチェックしましょう。
これら「エンプティーカロリー」(栄養素がほとんどないため体に蓄積されないカロリー)を控えめにすると同時に、冷え性さんには、食事で「温活」することをお勧めします。
体を温める代表食材に「ショウガ」がありますね。消化促進、健胃作用、発汗作用、殺菌効果、感染症予防、免疫力アップなどの薬効があり、乾燥して粉末にした乾姜は生薬として漢方薬も多く使われています。
生のショウガに含まれる、香りの成分である「シンゲロール」は、毛細血管を広げて血行を良くする効果があります。代謝が上がるのでダイエットをサポートしてくれます。
また、ショウガを加熱したり乾燥させたりすると「ショウガオール」という成分に変わり、体を芯部から温める働きが強くなります。冷え症や寒がり、風邪をひきやすい方には、体温を上げるためにも加熱したショウガオールが役立ちますね。
肉や魚の料理に入れると、臭みを消し、香り良く仕上がりますが、毎食おかずを準備するのは大変ですね。ご飯に混ぜたり、のせて食べる「ごはんのおとも」にすると、手軽に摂取できます。
体内の食事由来の糖質が枯渇すると、肝臓と筋肉から貯蔵型の糖を分解してエネルギー源にしたり、糖質以外のものからエネルギーを作り出します(糖新生)。しかし、その機能がうまく働いていない、または脂質をエネルギーに変えるのが苦手な体質の方が、厳格な糖質制限をすると、エネルギー不足を起こしてしまいます。手足の冷え、集中力低下、だるさ、眠さ、甘い物への渇望などが、そのサインです。
そのサインを感じても、ダイエット中だから、と無理してしまうと、エネルギー補給の欲求が、食欲となって爆発し、結果リバウンド・・なんてことになりかねません。そんな経験がある方は、糖質を取らないのでなく「糖質の種類」を見直してみませんか?
「玄米」や「分づき米」「雑穀米」など、食物繊維とミネラルが豊富な主食を選びましょう。押し麦や丸麦を混ぜて炊くのもおすすめです。今話題のオートミールは全粒穀物ですが、煮たり、電子レンジで米化すると柔らかく消化が良くなるので活用しやすいです。血糖値の上昇が穏やかな主食でも、量を食べ過ぎたらカロリーオーバーになってしまうので、ご注意ください。量は1食につき、こぶし1つ分が目安です。
今回ご紹介する「ショウガとゴボウの混ぜご飯」は、ショウガをしっかり加熱したショウガオールで体を温めます。ゴボウ特有の歯ごたえで、しっかり噛んで満足感を得ましょう。玄米は1日浸水してから、玄米モードのある炊飯器で炊くと、柔らかく仕上がります。胃腸が弱く、消化能力に自信のない方は白米でもOK。ショウガとゴボウは食物繊維が豊富なので、白米でも血糖値の上昇を抑えることができます。冷めても美味しいので、おにぎりにしても良いでしょう。
【材 料】2人分
玄米ご飯(炊いたもの) 200g
黒ゴマ 少々
<具材>
ショウガ 10g
ゴボウ 5㎝くらい(20g)
水 100ml
麺つゆ(3倍濃縮) 大さじ1
紅ショウガ 10g
【下準備】
・玄米は水洗いし、浸水して1晩置く。炊飯器に入れ、玄米モードで炊く。
・ショウガとゴボウは皮を洗い、みじん切りにする。
・紅ショウガは漬け汁の水分を切って、みじん切りにする。
1、フライパンにショウガ、ゴボウ、分量の水を入れて、強火にかける。沸騰したら火を弱め、水分が1/3くらいになるまで、水分を飛ばしながら茹でる。
2、麺つゆを加え、汁気がなくなるまで混ぜながら煮含める。
3、フライパンから器に移し、紅ショウガと混ぜる。
4、炊き立て、または温めた玄米に③を混ぜる。
5、器によそい、黒ゴマをかける。
朝食はパンとコーヒー、という方は、まずは朝食から、温活メニューにチェンジしてみませんか?
▶︎【コロナ太り解消 ダイエットレッスン】バックナンバー一覧はこちら>>
寒さが厳しいこの季節。外に出ず、コタツでのんびりしてると、ついお菓子に手が伸びる・・・。そのようにして、ゆるゆると体重が増えてきてる方も多いのではないでしょうか。
・カロリー控えめ+温活が大事
しかし慌てて、極端なカロリー制限や糖質制限をしてしまうと、食事からのエネルギーが不足し、ますます冷えがひどくなってしまうことがあります。まずは、お菓子、ジュースなど砂糖の多いもの、麺やパンなど精製された白い小麦粉の加工品、カクテルや日本酒など糖質の高いお酒などを、過剰に摂りすぎていないかチェックしましょう。
これら「エンプティーカロリー」(栄養素がほとんどないため体に蓄積されないカロリー)を控えめにすると同時に、冷え性さんには、食事で「温活」することをお勧めします。
目次 [閉じる]
■カロリー&糖質制限でますます冷える?
・ショウガで代謝を上げる
体を温める代表食材に「ショウガ」がありますね。消化促進、健胃作用、発汗作用、殺菌効果、感染症予防、免疫力アップなどの薬効があり、乾燥して粉末にした乾姜は生薬として漢方薬も多く使われています。
生のショウガに含まれる、香りの成分である「シンゲロール」は、毛細血管を広げて血行を良くする効果があります。代謝が上がるのでダイエットをサポートしてくれます。
また、ショウガを加熱したり乾燥させたりすると「ショウガオール」という成分に変わり、体を芯部から温める働きが強くなります。冷え症や寒がり、風邪をひきやすい方には、体温を上げるためにも加熱したショウガオールが役立ちますね。
■ショウガは朝昼晩と小分けに摂るのが◎
ショウガは3時間くらい保温効果があるので、朝、昼、晩と小分けに食べるのが良いです。一度に大量に食べるとかえって胃腸に負担がかかってしまうのでご注意を。温活には1日10gまでを目安とし、毎日少しづつを、継続することが大事です。肉や魚の料理に入れると、臭みを消し、香り良く仕上がりますが、毎食おかずを準備するのは大変ですね。ご飯に混ぜたり、のせて食べる「ごはんのおとも」にすると、手軽に摂取できます。
■寒がりさんは糖質を抜く減量法はNG?
ダイエット中にご飯等、主食を食べることに、抵抗がある方も多いのですが、すぐお腹が空き空腹に耐えられない方、お菓子をやめられない方、そして冷え症、寒がりの方は、糖質を抜く減量法はおすすめしません。体内の食事由来の糖質が枯渇すると、肝臓と筋肉から貯蔵型の糖を分解してエネルギー源にしたり、糖質以外のものからエネルギーを作り出します(糖新生)。しかし、その機能がうまく働いていない、または脂質をエネルギーに変えるのが苦手な体質の方が、厳格な糖質制限をすると、エネルギー不足を起こしてしまいます。手足の冷え、集中力低下、だるさ、眠さ、甘い物への渇望などが、そのサインです。
・摂る「糖質の種類」を見直す
そのサインを感じても、ダイエット中だから、と無理してしまうと、エネルギー補給の欲求が、食欲となって爆発し、結果リバウンド・・なんてことになりかねません。そんな経験がある方は、糖質を取らないのでなく「糖質の種類」を見直してみませんか?
「玄米」や「分づき米」「雑穀米」など、食物繊維とミネラルが豊富な主食を選びましょう。押し麦や丸麦を混ぜて炊くのもおすすめです。今話題のオートミールは全粒穀物ですが、煮たり、電子レンジで米化すると柔らかく消化が良くなるので活用しやすいです。血糖値の上昇が穏やかな主食でも、量を食べ過ぎたらカロリーオーバーになってしまうので、ご注意ください。量は1食につき、こぶし1つ分が目安です。
今回ご紹介する「ショウガとゴボウの混ぜご飯」は、ショウガをしっかり加熱したショウガオールで体を温めます。ゴボウ特有の歯ごたえで、しっかり噛んで満足感を得ましょう。玄米は1日浸水してから、玄米モードのある炊飯器で炊くと、柔らかく仕上がります。胃腸が弱く、消化能力に自信のない方は白米でもOK。ショウガとゴボウは食物繊維が豊富なので、白米でも血糖値の上昇を抑えることができます。冷めても美味しいので、おにぎりにしても良いでしょう。
■体を温める「ショウガとゴボウの玄米混ぜご飯」
調理時間 15分(玄米の浸水と炊飯時間を除く) 1人分 170Kcal
レシピ制作:金丸 利恵
【材 料】2人分
玄米ご飯(炊いたもの) 200g
黒ゴマ 少々
<具材>
ショウガ 10g
ゴボウ 5㎝くらい(20g)
水 100ml
麺つゆ(3倍濃縮) 大さじ1
紅ショウガ 10g
【下準備】
・玄米は水洗いし、浸水して1晩置く。炊飯器に入れ、玄米モードで炊く。
・ショウガとゴボウは皮を洗い、みじん切りにする。
・紅ショウガは漬け汁の水分を切って、みじん切りにする。
1、フライパンにショウガ、ゴボウ、分量の水を入れて、強火にかける。沸騰したら火を弱め、水分が1/3くらいになるまで、水分を飛ばしながら茹でる。
2、麺つゆを加え、汁気がなくなるまで混ぜながら煮含める。
3、フライパンから器に移し、紅ショウガと混ぜる。
4、炊き立て、または温めた玄米に③を混ぜる。
5、器によそい、黒ゴマをかける。
朝食はパンとコーヒー、という方は、まずは朝食から、温活メニューにチェンジしてみませんか?
コツ・ポイント 栄養成分 エネルギー170Kcal タンパク質3.4g 脂質1.3g 炭水化物39.2g 食塩相当量0.7g
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