愛あるセレクトをしたいママのみかた
  1. E・レシピ >
  2. 食コラム >
  3. 牛乳の飲みすぎには要注意!? カルシウムと牛乳のウソホント

牛乳の飲みすぎには要注意!? カルシウムと牛乳のウソホント

血液が酸性よりに傾くことは、生命にとって危険なことですので、それを中和するために体は、骨や歯からアルカリ性であるカルシウムを溶かして血液中に送り込みます。これを「脱灰(だっかい)」といいます。

画像:(c)Africa Studio - Fotolia.com

正常な体であれば、再び再石灰化が行われ、カルシウムは戻されますが、それらが追い付かないくらい過剰に脱灰が進む場合、つまり、牛乳などの乳製品を過剰にとり続けた場合は、骨がもろくなる可能性があるのです。脱灰が進むと、アレルギーやリウマチなどの自己免疫疾患のリスクを高め、様々な病気をもたらします。

■カルシウムと一緒に働く大切な存在カルシウムは過剰に摂るのではなく、骨からカルシウムを失わせないようにすること、そして骨が正しく再石灰することが何より大切なのです。さらに重要なのは、カルシウムと一緒に働く兄弟ミネラルのマグネシウムです。実は、カルシウムを正しく働かせる為には、マグネシウムが重要な役割を担っています。

一般的にはカルシウムとマグネシウムの比率は1~2対1が良いと言われているのです。しかし、牛乳のカルシウムとマグネシウムの含有量比率はほぼ10対1です。つまり、牛乳の過剰摂取は、マグネシウム不足となり、その結果、カルシウムも正しく働き辛い状態になってしまうのです。

血液中のカルシウムには神経伝達やホルモン分泌など細胞間の電気信号のような役割があります。脱灰の促進や、カルシウムとマグネシウムのバランスの崩れが原因で、細胞間の電気信号のやりとりがうまくいかなくなるため、様々な健康上の問題が生じることも推測されます。

■カルシウムを摂りたければ…牛乳以外にもカルシウムを多く含む食品はたくさんあります。例えば、小魚、煮干し、ひじき、わかめ、ゴマ、切り干し大根、大根葉など。

栄養不足だった昔は牛乳によって栄養補給ができ、それによって救われたこともたくさんありました。しかし、バランスよく食事を選択できる現代においては、嗜好品というレベルに留めておいて、あまり固執しすぎずないようすることも大切かもしれませんね。

この食コラムに関連するレシピ
今あなたにオススメ
この記事のキーワード
この記事のライター
最新のおいしい!
ウーマンエキサイト特集
記事配信社一覧

【E・レシピ】料理のプロが作る簡単レシピが4万件!

アプリ版
「E・レシピ」で、

毎日のご飯作りが
もっと快適に!

E・レシピアプリ

画面が
暗くならないから
調理中も
確認しやすい!

大きな工程画像を
表示する
クッキングモードで
解りやすい!

E・レシピアプリ 作り方

E・レシピで一緒に働いてみませんか?料理家やフードスタイリストなど、募集は随時行っています。

このサイトの写真、イラスト、文章を著作者に無断で転載、使用することは法律で禁じられています。

RSSの利用は、非営利目的に限られます。会社法人、営利目的等でご利用を希望される場合は、必ずこちらからお問い合わせください。

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.

最近見たレシピ