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牛乳の飲みすぎには要注意!? カルシウムと牛乳のウソホント

血液が酸性よりに傾くことは、生命にとって危険なことですので、それを中和するために体は、骨や歯からアルカリ性であるカルシウムを溶かして血液中に送り込みます。これを「脱灰(だっかい)」といいます。

画像:(c)Africa Studio - Fotolia.com

正常な体であれば、再び再石灰化が行われ、カルシウムは戻されますが、それらが追い付かないくらい過剰に脱灰が進む場合、つまり、牛乳などの乳製品を過剰にとり続けた場合は、骨がもろくなる可能性があるのです。脱灰が進むと、アレルギーやリウマチなどの自己免疫疾患のリスクを高め、様々な病気をもたらします。

■カルシウムと一緒に働く大切な存在カルシウムは過剰に摂るのではなく、骨からカルシウムを失わせないようにすること、そして骨が正しく再石灰することが何より大切なのです。さらに重要なのは、カルシウムと一緒に働く兄弟ミネラルのマグネシウムです。実は、カルシウムを正しく働かせる為には、マグネシウムが重要な役割を担っています。

一般的にはカルシウムとマグネシウムの比率は1~2対1が良いと言われているのです。しかし、牛乳のカルシウムとマグネシウムの含有量比率はほぼ10対1です。つまり、牛乳の過剰摂取は、マグネシウム不足となり、その結果、カルシウムも正しく働き辛い状態になってしまうのです。

血液中のカルシウムには神経伝達やホルモン分泌など細胞間の電気信号のような役割があります。脱灰の促進や、カルシウムとマグネシウムのバランスの崩れが原因で、細胞間の電気信号のやりとりがうまくいかなくなるため、様々な健康上の問題が生じることも推測されます。

■カルシウムを摂りたければ…牛乳以外にもカルシウムを多く含む食品はたくさんあります。例えば、小魚、煮干し、ひじき、わかめ、ゴマ、切り干し大根、大根葉など。

栄養不足だった昔は牛乳によって栄養補給ができ、それによって救われたこともたくさんありました。しかし、バランスよく食事を選択できる現代においては、嗜好品というレベルに留めておいて、あまり固執しすぎずないようすることも大切かもしれませんね。

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