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ワイン1本で18時間以上かかる!酔いがさめるまでの本当の時間



そして、アルコールは分解されるまでのあいだ脳の神経細胞に作用し、脳の正常な働きをマヒさせています。

二日酔いなど自覚のあるなしに関係なく、分解されるまで体はアルコールの影響を受けているのです!

飲酒と健康の問題を扱うアルコール健康医学協会によると、アルコール摂取量には基準となる単位があります。1単位は純アルコールで20g。

この量が分解されるのに、だいたい3~4時間かかります。しかも、これは一般的な体型(体重60kg程度)の男性の場合の数値で、女性の場合はさらに時間がかかります。

冒頭のクイズのケース、「ビール1杯と赤ワイン1本」は、この基準によればざっと5単位。

アルコールが完全に分解されるまで、女性なら20時間程度は必要。夜7時頃に飲み始めたとしても、翌日午後3時ころまではアルコールの影響が残っている、ということになるのです。お風呂に入っても、眠っても、水を大量に飲んでも分解のスピードは変わりません。

■酔いがさめるまでの時間は計算できる

何単位の純アルコールを摂取したのか、それはアルコール度数と飲んだ量がわかれば計算することができます。

飲んだお酒の量(ml)×【アルコール度数(%)÷100】×0.8=純アルコール量(g)

たとえば冒頭のクイズのケースでは、ビールグラス1杯が250ml、アルコール度数5%として、250×【5÷100】×0.8=10で、純アルコールは10gです。

そして赤ワインボトル1本(750ml)はアルコール度数15%として、750×【15÷100】×0.8=90となり、純アルコールは90gとわかります。

ビール1杯と赤ワインボトル1本で合計100g、つまり5単位というわけです。

アルコール度数はビンのラベルや缶に書いてありますし、飲んだ量もだいたい見当がつきます。ということは、どのくらい飲むとアルコールがさめるまでにどれだけ時間がかかるのかも目安を立てることができるのです。

どの程度の時間アルコールが体に残っているかを自覚することは難しいもの。

でも“1単位のアルコール分解に3~4時間”という目安があれば、「あした運転の予定があるから、きょうはお酒を控えておこう」「飲む予定があるから、あしたは車を使わずにでかけよう」という判断もしやすくなります。

自分自身だけでなく、周囲の人の説得にも役立ちますよね。

ただし、これはあくまで目安です。肝臓の働き方は人それぞれ違いますし、同じ人でも体調によってもっと時間がかかる場合もあります。

それも踏まえた上で、お酒との上手な付き合い方について、改めて考えてみませんか?

(文/よりみちこ)

【参考】

※飲酒の基礎知識―アルコール健康医学協会
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