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早春も、京都 ~菊乃井

2017年3月20日




八坂神社のご神水と美御前社のお水で、清めていただいたあと 向かった先は、菊乃井さん。楽しみに伺いました。こちらも、お水のきれいなところですね。玄関先で出迎えてくださった 番頭さんが写真を撮ってくださいました。「では、いきますよ。き く の いー」 の合図で パシャ。 突然のことで笑ってしまって、いいのかわるいのか。 これで、すっかり和みました。 お美しい女将さんと 仲居さんに出迎えられ 二階へ。ずいぶんと、歴史のある建物のようです。 

懐石がはじまる前、菊乃井さんより お赤飯、紅白なますで お祝いの気持ちをいただきました。 この日、わたしの誕生日でした^^♪    食前酒には、白酒。ブレンドをうかがいましたが、これがまた。おとなの雛まつりにぴったりなお酒。

そして、冷酒は 吟醸酒 ”菊乃井” を。すっきりと、懐石にあうお酒です。



由縁のある 菊のご紋と、五七の桐の紋が入った かわいらしい玉手箱。桃色のひもをほどくと 楽しめる 八寸 Hassun は 梅春の香りでいっぱいです。二段の玉手箱のそれぞれの貝で貝合わせができるそうな。食べ終わって、手に取ってみたらぴったり ! こんなところにも、遊び心が。

「木の芽和え 筍・烏賊・独活 花びらうど 飯蛸」



「白魚雛寿司 花弁百合根いくら 人参葉と金時人参の辛子胡桃和え 菜種」



向付 Mukozuke  一、「鯛 牡丹海老 あしらい一式」 
天然鯛は明石とか。器に描かれてるのは桃?厄を祓い縁起の良い柄ですね。



二、「小鮪 こしび 黄身醤油」   
ねっとりした黄身醤油につけていただくこしび。この黄身醤油。なかなかおつで、冷酒とよく合いました !    仲居さんが 作り方もおしえてくださいました。 



蓋物 Futamono  「百合根饅頭 鶉丸 フォアグラに 結びうるい人参 トリュフあん」   おいしい ! 仲居さんに、どのお料理が一番お好きでしたかと尋ねられ まっさきに頭に浮かんだのが 蓋物でした。フランスへ渡られて修行なさった大将ですから、というお話とともに、しっかり味わってきました。お料理だけでなく、この器がまた ... 。 印象的でしたから。 ウィットに富んだ秘密が隠されていたのですが この時はいただくのに夢中で。



季節だなぁ、梅の花。と、思いきや。ひとひら桜がしのばせてあるのです。一番よく映っている画像をのせてみました。これではわかりにくいですが蓋にも。 椀のほうは ... 見つけられますよ ♪

焼物 Yakimono  「鯛頭木の芽焼き 冬子椎茸」  
大迫力のお頭に木の芽の香り。しびれるほどの木の芽、わたしの好みです。 春やなぁと。



酢肴 Su-zakana「てっぱい  烏賊 分葱 赤蒟蒻 陳皮」  色彩豊かでこっくり。



強肴 Shiizakana は たっぷりの海鮮が入った「新海苔鍋」

御飯 Gohan 香の物 Ko No Mono と続きます。「聖護院蕪みぞれうどん」 このうどんは この時期、福島から毎年送られてくるワカメを練りこんだ おうどんだそうで、翡翠色にも見えますね。復興へ願いも込められているようです。お出汁にとけこんだ聖護院かぶらでとろみがついて、心あたたまるおうどんでした。



お部屋は2階、「菊の間」でした。 ちょうど玄関の上になるお部屋のようで、アプローチの見事な山桜が目に入りました。 これは桜の季節は特等席でしょうね、と。 お訪ねした日から ひと月もすれば 桜の季節。 窓からの景色 うまく撮れればよかったのですが。まともなのは これしかなくて^^;    水物 Mizumono 「苺アイス 苺スープ 小細苺 ミント」



最後に お薄と桜餅で、ごちそうさまでした。  ゆったりと 3時間超。 これだけ時間をかけられると、本当に居心地がいいものだなと思います。お酒のペースもいい感じでいただけました。  そして、いろいろな趣向が隠されているんですもの。おそらく、私たちはその半分も気づいていたかどうだか。 



季節感の感じられる室礼や お料理も楽しみつつ、随所にちりばめられた遊び心。 よくわからないけれど、きっとすごいんだろうなぁという器たち。 そして、なんといっても おなかいっぱい !!  大将の、思惑通りになってしまいました(笑。   



大将、村田さんの家庭画報の連載『日本のこころ、和食のこころ』も楽しみ。3月号は、お彼岸がテーマ。あーもうお彼岸です。 お食事したのは、梅春のころでしたが 季節先どりでお雛まつりの気分も味わえました。 こういう旅先でのお誕生日もいいものだなぁ。 色んな偶然が重なってこの日に。 前年の12月初めには予約していました。  



そして、とても気配りのきく 美しい仲居さん。 おかげで初菊乃井さんでのお食事が、心に残る楽しい時間となりました。 お見送りの玄関先で お約束の 「き く の いーー」。 やっぱり、今度も。笑ってしまった。 板看板も味わいのある色合いの屋号に釘づけ。 また、季節を変えてぜひ訪れてみたいです ♪



ちょうど2階の格子窓が「菊の間」、でした。アプローチ向かって左手に見ごとな山桜が門かぶりのよう。咲いたら美しいでしょうねぇ。  裏手に高台寺、お水のきれいなところは気がいいですね。 そして、美食あり。 また一つ歳を重ねた 「祈り」の一日は、 お昼に「美食」を挟んでの 心も、おなかも充実の極み。 


Text & Photo by 
Que Sera *Sera
次の食レポは「燻製生ハムのブラックサンド@cafe 1886 at Bosch」>>

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