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新橋 新生堂の切腹最中

2016年12月8日


『風さそう 花よりもなほ 我はまた 春の名残を いかにとやせん』

殿中松の廊下の刃傷事件は、この句を残して浅野内匠頭が切腹した(伝)ことで、
いったん終結したかのように見えました。
が、そうではなかったことが、結局、後の世まで、日本の年末を賑わすことになろうとは…。
浅野内匠頭さんもまったく思いもよらないことだったでしょう。



切腹したのは、お預けになっていた田村右京太夫のお屋敷で、それは今の新橋あたり。
所縁の地にお店を構える御菓子舗新生堂が、この切腹最中を作っています。

最近、ちょっとお店の位置がずれましたが、
『広いお屋敷跡の同じ一角だから、まあいいんじゃないですか?』
と、先日乗ったタクシーの運転手さんが、前を通る時におっしゃってました。



最中から、溢れんばかりの餡で、切腹を表現している…というそのイメージが、
お菓子の形状として“良いご趣味”かどうかは別として、
サクサクのもなかと、
コクのあるたっぷりした餡と、
その中に潜んでいるもっちりした求肥が、
大層美味しくて、
ひょっとすると、二つ三つ頂けてしまえそうです。

メトロガイド100号記念読者投票「東京うまいもの大賞」第一位。
R25お詫びの品 第一位。
全国ANA空スウィーツ 第一位。
などを受賞されているそうですが、それも納得出来る美味しさでした。
Text & Photo by 
K's Sweet Kitchen
次の食レポは「都路里で茶蕎麦セット:2016/11」>>

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