エッセイスト・犬山紙子さんのために選んだ一冊とは?/木村綾子の『あなたに効く本、処方します。』

 

そんな啄木がユーモラスに描かれてるの」(木村さん)

犬山「「石川くん」っていうのは、石川啄木のことでいいんだよね?」
木村「そう。石川啄木の短歌が、現代歌人・枡野浩一さんの解釈で現代語訳に表現されてる本がこれ。エッセーからは啄木のひととなりにも触れられるよ。たとえばほら、啄木の歌にある“一度でも我に頭を下げさせし人みな死ねといのりてしこと”が、枡野版になると…」
犬山「“一度でも俺に頭を下げさせたやつら全員死にますように” おおお!これこれ!いま完全に独歩の声で脳内変換された!これもう、解釈一致がはなはだしい」
木村「「石川啄木」って名前だけ聞くとさ、わ、国語の教科書の人!って、お堅くて偉大なイメージが浮かぶかもしれないけど。実はぜんぜんそんな人じゃなくて。仕事サボって友達から借金をしては女の人とイケナイことして、自己嫌悪にまみれて一首詠む。的な(笑)。サイテーなのに、なぜか憎めない。そんな啄木がユーモラスに描かれてるの」
犬山「いいねー。そういう姿に独歩を重ねながら、いちいち萌えて読みたいわ」
木村「本当は、ヒプマイ独歩と国木田独歩との類似性を指摘できたらスマートだったんだけどなぁ…。ヒプマイ作った人は、なんで独歩をこのキャラにしたのか…。」
犬山「こんど教えてください!!!」



『日本文学盛衰史』(講談社文庫)「文学研究ってこんなに自由なんだって思わされたんだ」(木村さん)

木村「これは、二葉亭四迷からはじまる近代文学作家の人となりと作品を、小説家でもあり評論家でもある高橋源一郎さんが解釈を加えて小説にした一冊。
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2019年8月26日今日の献立

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