澄み渡る「煮込み」に魅了される本来は取材拒否の名店。週4日、1日3時間の至福に酔う

 



幸食のすゝめ#062、澄み渡る汁には幸いが住む、白金高輪


「つくねです、塩でお焼きしました。生のピーマン、お付けしますか?」
店主鈴木一郎さんの爽やかなテノールが店内に響く。洋食でお馴染みのピーマンの肉詰めのように、生のピーマンでつくねを挟んで食べるのがここの流儀だ。

表面は塩で香ばしく、中は限りなくジューシー。ボイルではなく生から焼くつくねならではの肉の感触を楽しんでいると、ナンコツのコリコリした食感が味にアクセントをつけ、鼻腔にはピーマンの青い香りが抜けて行く。1人限定2本のつくねだけでも、この店の非凡さが分かるはずだ。


火、水、金、土の週4日間しかない営業日。カウンターとテーブルを合わせて18席、予約不可のプラチナシート。実質、3時間ほどの営業時間。開店の夕方5時と同時に満員になる店内では、ここでもつ焼きの虜になった客たちが一斉に席に着く。

お好みの部位と味付けを紙に書くか、食べたい本数を告げてお任せすると、まずはどこまでも澄み渡る汁の「煮込み」が登場する。
何の衒い(てらい)もなくシンプルであることで、最大のインパクトを与える衝撃の塩煮込みだ。


透明なスープの中に、ふわふわと揺れるシロやハツ元。
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2018年5月23日今日の献立

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