海藻を食べるのは日本人だけじゃない！南イタリアの海藻料理

海藻を食べるのは日本人だけじゃない！南イタリアの海藻料理

のりやわかめ、昆布など海藻を食べるのは、日本などアジアの一部の国だけというイメージがあるようですが、実はイタリアでも食べられています。Mauru（マウル）、Mauro（マウロ）などと呼ばれる紅藻の一種で、シチリア島のカターニア近辺で昔から親しまれています。海岸の岩場に生息する岩のりのような海藻で、手でむしりとって収穫するのは日本と同じです。

この海藻を食べる習慣がカターニア近郊にあるのは、イタリアでもあまり知られていません。ひっそりと、しかし確実に受け継がれる地域独特の食文化です。

マウル／マウロは、サラダやパスタなどにしていただきます。味や見た目は、日本の岩のりやあおさのりにそっくりです。のりを食べる機会はそんなにありませんが、目先を変え、シチリア風にアレンジして食べてみませんか？

・サラダ
岩のりやあおさのりは、乾燥なら水で戻して、生なら熱湯でさっとゆがいて使います。よく水を切ったら、オリーブオイルとレモン汁をかけるだけでサラダのできあがり。好みで黒こしょうをふってもOKです。

・パスタ
アサリやムール貝を用意します。フライパンにオリーブオイルと貝類、白ワイン少々を入れてふたをして中火にかけます。